世界は二巡目の歴史を迎えた。

二巡目の歴史の中でも人々は、一巡目と同じく戦を繰りに繰り広げ、敗北した者を吸収し、次代へ繋げる国造りを構築していった。嘗ての人類と同じように文明が発達していく中で、どういうわけだかこの二巡目の世界は我々の歴史と非常に酷似している。

まるで歴史の韻を踏んでいるかのように。

 

この記録の舞台は二巡目の日本こと『豊葦原国』

そこは我々の知る明治時代に酷似しており、何もかもが発展途上で、いわばまだ弱小国であった。

そんな中列強国は、豊葦原を自国の領土にせんと、食指を動かし始めた。

自国を守らんと、武器を手に取り人ならざる力である『魔術』を持った軍人達は、戦地へ赴く。


交戦勢力は豊葦原国(Empire of Toyoashihara)と帝政ラスィーイスカヤ(Rossiyskaya Imperiya)の二国。唐土が第三勢力として介入が懸念されている。

豊葦原国軍

陸軍大臣 大神正矩

総司令官 小原千一

連合艦隊司令長官 北郷平之丞

総参謀長  大石源蔵

第一軍

司令官 白澤國彦 

参謀長 松野忠勝

近衛師団長 深浦堯之

第二軍

司令官 端保彰

参謀長(兼師団長)大海廣信

第六師団長 空閑治元

第三軍

司令官 草加禱

参謀長 天宅恭介

第七師団師団長 小高隼三

第四軍

司令官 山武範幸

参謀長 下山魁

第五師団長 森山景綱

第十師団長 山村衛景